久しぶりに5000文字以上の日記を書きました。
長くて読みづらいと思います。
分割も考えたのですが、
話しの流れが分断されるような気がして…(^^;;

時間の無い方は何回かにご自分で分けてお読み下さい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今日は、かねてから信頼している心理カウンセラーの先生とのセミナー。
前回は10数人だったんだけど、
今回は私を含めて4人

内容は詳しく言えないけれど、
今の自分の状況にピッタリするものだった。

そしてこのセミナーの中で、私の人生を左右するだろう事が起きたんだ。

先生から
「考え方で『○○したい』と思っていても
 うまくいかないのは、
 深層心理の中で『そんなことするのはよくない』
 って成長を止めようとする力が働くからです」
と言われた時にドキッとしたんだ。

なぜなら
彼女に
「俺は絶対に金持ちになって
 お前の前に出てやる。

 そしてその彼氏から奪ってやる」
って豪語していた割に
仕事は一向にうまくいかないからなんだ。

俺の行動を止めようとしている力ってなんだ?


一通りの講義が終わった時
「質問コーナーにしようかな。
 それとも…

 やはり近況報告会だな。

 だいさん、最近起こったことで印象的なことある?

 よかったら聞かせて!」
と先生がおっしゃった。

私は別の質問を言おうと思っていたのに、
気づいたら理恵子のことと仕事がうまくいかないことを話していた。

「そっか…。

 状況は分かったよ。

 ねぇ、だいさん

 今から言う言葉、
 ・優しく言ってほしい。
 ・丁寧に言って欲しい。
 ・厳しく言って欲しい。
 
 のどれがいい?」

と先生が質問してくる。

勿論私は
「ばしっと言って下さい」
と答える。

「じゃあ、話すね。
 辛いことも言うけどしっかり聞いてね。

 あなたにとって一番素晴らしいことは
 『彼女を自分のものにする』
 ってことだよね?

 じゃあ、一番残酷なことは?」

「仕事に失敗することかな?」

「それもあるけれど…

 仕事が大成功して、収入が多くなって、

 彼女を迎えに中国に行って

 『ほら、約束通り迎えに来たよ!』

 って彼女の前に現れた時、

 『ごめん。お金持ちになっても私はだいと結婚しない』

 って言われることが一番残酷なんだよ」


「うっ、それは…」


私はマジで絶句してしまった。

たしかにそんなことが起きたら、きっとその場で崩れ落ちてしまうだろう。

へたすれば生きる希望もなくなっちゃう。

「それをあなたの深層心理が見抜いているんだよ。

 だから

 『仕事で成功しないように、しないように』

 と行動してしまうんだ。

 ってことは…

 もう分かっているよね?」

私は不思議と素直にうなずいていたよ。

もう理恵子のことは諦めなくてはいけないってこと、
心の奥底では分かっていたんだ。

「だいさんが仕事や離婚問題でうまくいってなくて落ち込んでいた時、

 彼女はあなたの気持ちを高めるために現れたんだよ。

 そしてあなたは元気を取り戻した。

 彼女の役目は終わったんだ。

 もうそろそろ解放してあげて良いんじゃないかな?」

その言葉に大きくうなずく私。
きっと10日くらい前なら、こんなにも素直に先生の話を聞いてはいなかっただろうな。


「それじゃあ儀式しようか」

そういうと先生はにっこりしながら私に尋ねた。

「この中で彼女をイメージさせる人はいるかな?」

私は理恵子と同じ年代の女性を指名した。

「じゃあ、彼女の結婚相手をイメージさせる人はいるかな?」

また一人の人を指名する。

「じゃあ、だいさん立ってくれるかな?」

先生をはさんで
一方に私と理恵子役の女性、
もう一方に理恵子の結婚相手役の人が立っている。

距離は3mくらいかな。
私達2人と彼氏役の人は向き合った形になっている。

「横にいるのは理恵子さんだとイメージしてね。
 それと、前にいる相手を理恵子さんの彼氏だとイメージしてね。」

「はい」

 

「さて、

 …

 今から、隣にいる理恵子さんを、前にいる彼氏に渡して下さい。

 そして、そのときに彼氏に声をかけてください。

 『幸せにしてほしい』

 とかかな?

 では始めましょう」

そう言うと先生はBGMを流し始めた。
懐かしいプリンセスプリンセスの「M」
http://www12.ocn.ne.jp/~kawauso/mid.m.html


私は理恵子の肩を抱きながら彼氏に向かってゆっくりと歩いていった。

そして、理恵子を渡すとゆっくりと話しかけたんだ。

「彼女を幸せにしてやって下さい。

 そして…、


 一つだけ約束して下さい。








 1日、

 たった1日でいいから、

 彼女より長生きしてほしい。

 俺が願うのはそれだけです。

 彼女に寂しい思いをさせて欲しくないんだ」

この言葉を言った時、

先生にズバリと言われてもこらえていた涙が
不覚にも流れてきてしまった。

そう、彼女に寂しい思いをさせて欲しくない。
俺は彼女に寂しい思いをさせてしまっていたからね。

一度流れた涙は止まらなかった。

理恵子役の人も彼氏役の人も同じように泣いていたよ。



ただ、儀式はこれだけでは終わらなかったんだ。

「さて、ではこの中にあなたの目標としている人はいるかな?」

勿論!
私は先輩を指名した。

この人は仕事での収入もすごいが
その成功報酬を元手に色んなビジネスをこなし
今や年収は億を越えているだろう。

それなのに、そんなことを自慢せず、いつも後輩を可愛がってくれる。
今日のセミナーだって、この先輩がいたからこそ実現しているんだ。
そんな人柄に惚れていて、そして大きな目標でもある。

先輩が私の3m先に立った。

先生が優しい口調で私に語りかける。

「前に立っている人のようになりたいのですか?」

「はい、なりたいです」

「なれると思いますか?」

「はい、なれます」

「分かりました。
 それではゆっくりと前に向かって歩いて下さい。

 そしてあなた(先輩)は、彼が辿り着いたら

 『よくやった』

 と褒めて下さい。

 理恵子さんとその彼は、だいさんが歩いている間

 『頑張れ〜』

 と応援してあげて下さい。

 それでは始めましょうか」

私はゆっくりと先輩に向かって歩いていく。

「頑張れ〜」
「頑張れ〜」

二人の応援も耳に心地よい。

そしてようやく辿り着いた時
かたく握手をし

「よく頑張ったな。
 凄いぞ。
 偉いぞ」

と褒めてくれた先輩。

先程以上の涙が私の頬をつたう。

先輩も大泣きし、
二人で抱き合ってしまっていたよ。

きっと状況を知らない人が見たら
「なにそれ!
 馬鹿じゃないの?」

って言うだろう。

でも、私にとって素晴らしい体験となったよ。

「だいさん、辛かったろうね。苦しかったろうね。

 でも、この儀式を終えてどうかな?」

先生って、笑顔が素敵な方だな。

「はい、すごく気持ちが楽になりました。

 今、とてもすがすがしい気持ちです」

「そうか。

 それはよかった」

先生はまた満面の笑みを浮かべた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

セミナーが終わり、帰路についた私は早く理恵子に電話をしたかったよ。

電話をかけない(7月28日の日記参照)と約束したんだけど、
あのときはまだまだ未練があった状態。

今は早く彼女を解放してあげたい気持ちでいっぱいだったんだ。

彼氏と電話しているようで、
何回かの話し中のあと、ようやく理恵子とつながった。

「理恵子、今日ね、心理学のセミナーで色々あってさ、

 それで…

 もう完全にお前のことを諦めようって決めたんだ。

 今までと違うよ。

 こころからお前を解放してあげたいって感じたんだよ。」

急な言葉に最初はビックリした様子だった理恵子も
今までと違う口調に何かを感じたのか
最近では聞かないようなさわやかな口調で話してくれた。

「ありがとう。

 先日話しをしていた

 『気になる女性』と付き合うの?」

「いや、実は彼女にも今日『諦め宣言』をしたんだ」

それは本当だった。

佳代ちゃんに

「俺は妻の不倫が元で家庭を壊してしまったので
 
 人妻に本気になろうとするとブレーキがかかるんだ。

 
 そして私がメル友とメールするたびにあなたの心臓を壊してしまいそうで…

 だから完全に『佳代ちゃん奪取合戦』から辞退しようかと思ったんだ。」

と話していたんだ。

「以前、お前と佳代ちゃんの2人から振られたけれど、

 今日はお前と佳代ちゃんの2人に自ら『お別れ宣言』をしちゃってるね。

 でも、すごく気持ちが良いんだ。

 今までお前には本当に世話になったよ。

 愛することの楽しさと辛さと大切さを教えてもらったよ」

「こちらこそ、ありがとう。

 私も色々と教えてもらいました。

 あなたは素晴らしい人です。

 本当にありがとう」

それから彼氏と喧嘩したこととか
彼氏はセックスは下手くそなんだけど、
そのセックスしか知らない訳じゃなく、
あなたとの素晴らしいセックスを経験しているから、それだけでも幸せだとか
10日前なら絶対に出来ない会話をしていたよ。

以前ならともかく、今は本当に素直にアドバイスをすることが出来ている。
「まだまだ彼氏は初心者なんだよ。
 その上、お前のオマンコは名器中の名器。
 殆どの男性は負けちゃうんだ。

 だから、二人で話し合って何度も色々と試してみることだね」

「うまくいくかな〜。
 体も弱いし…」

「俺は儀式の中で、彼に

 『理恵子より1日でいいから長く生きて欲しい』

 と頼んだから長生きするよ(笑)。

 理恵子、

 セックスはあくまでも愛情表現の一つにしか過ぎないんだ。

 セックスは愛情を通い合わせた二人がお互いを気持ちよくしようと
 話し合い、練習することでうまくなる。

 気持ちよいセックスをしたいのなら、

 単なる快楽追求の為のセックスの方がいい場合も多い。

 だけど、心からの満足感、セックスが終わったあとに味わう幸福感は

 愛し合った関係だからこそ味わえるものだと思うんだ。

 そして愛し合った者同士が

 『相手を気持ちよくしたい、私も気持ちよくしてもらいたい』

 って感情を持ってするセックスは最高だよ。

 真面目に彼と話し合ってごらん。

 そして、その根幹にあるのは『愛情』だよ。

 愛情は話し合っても膨らまない。

 何かの拍子に簡単に壊れてしまう。

 だからこそ大切にしてね」

「ありがとう。

 彼とのセックスの時、私も彼も何も話さないの。

 あなたとのセックスの時は

 
 『愛してる』とか

 『気持ちいい』とか

 『あげたい』とか沢山話していたのにね。

 そして、体が弱いからつい怒ってしまう」

「まだまだ彼は初心者なんだよ。

 もう少し待ってあげなよ。

 そして怒った時、最後に一言

 『それでも好きなんだけどね』

 って言ってあげてごらん。

 それだけですぐに仲直り出来るよ」

「私、まだ彼に

 『愛してる』とか『好き』

 って言ってないの」

「まだ言ってないの?

 う〜ん、彼氏が本当の相手じゃないのかな〜。

 沢山の男性と出会って欲しいな。

 その中で彼氏を選べたらいいね」

「そうね。

 でも私、彼氏を裏切って浮気をしたいとは思わないの」

「あれ?

 2回も浮気をした人の言葉とは思えないぞ〜(笑)」

「そうね。

 あのときは本当にごめん」

「いや、今なら分かるんだ。

 お前は寂しかったんだよね?

 俺の方こそ、それを理解していなくてお前を叩いてしまった。

 ごめんね」

「いいの。

 あれは私が悪い。

 あなたと会う1週間前に浮気したんだもん」

「寂しい気持ちを分かってくれる男性がいて、

 その人からソノ気にさせられたら…。

 女性にも性欲はあるからな。

 それと、

 この前日本に来た時に3日間一緒に過ごして、

 最後に『別れて』と言われて、俺はショックを受けただろ?

 でも、あのときのお前の気持ちを本当の意味で理解していなかったよ。

 辛いのはお前だったのにね。

 よく3日間過ごしてくれたね。辛かったろ?

 ありがとう」

「ううん。私、あなたと一緒にいたかったの。

 でも、辛かった」

ここ最近、こんなに穏やかな気持ちで理恵子と話したことあったかな?

そう思えるくらい楽しい時間が過ぎていったよ。

「国際電話プリペイドが1時間20分ポイントあるんだ。

 これ使い切りたいって思っているんだけどね。

 なんせ、余っても使う相手が海外にもういないもん(笑)」

「友達がいるでしょ!

 その人に使ったら!?」

と言う理恵子。

「朋友 是 誰?」(友達ってだれ?)

と尋ねると

「理恵子 阿!」(理恵子よ)
と元気よく答える。

「なるほどね!

 うん。 そうだな。

 友達として大切にするよ。

 彼氏が嫉妬しない程度にね(笑)。

 今度電話する時は、素敵な出来事があった時だな。

 それと…

 iPodだけど、もし理恵子が処分に困っているのなら送って良いからね」

 (6月29日の日記参照)

あのときは返してもらうのはイヤでしようがなかったけれど、
理恵子の気持ちを考えると、
受け取るのも彼女を幸せにする一つの方法かと思ったんだ。

あっと言う間に1時間が過ぎ、

「そろそろ切らなくちゃね。

 本当にありがとう。

 感謝しても感謝しても足りないくらいだよ。

 元気でね」

「だいもお元気で」

「再見!」

「再見!」

こうして2年半におよぶ私の恋愛は幕を閉じたよ。

コメント

ネネ
ネネ
2006年8月10日7:32

周りがあれやこれや言ったところで自分が感じて
自分で行動しないと終われないものだよね。

それがわかっていたので
だいさんには、何も言わずに見守ってきました。
だいさんの心の中で一区切りがついて
また、一回り人間として大きくなったんじゃないかな?
と、思っています。

私までこの日記を読んで
すごく心穏やかになっています(不思議ですね^^)

だい
だい
2006年8月10日19:43

うん。さすがに、自分が気づかないとね!!

私も心穏やかですよ(^^)

沙織
沙織
2006年8月11日7:02

だいさんはとても素敵な方ですね。
もっと感じたことはあるけれど、言葉にできません。

だい
だい
2006年8月11日7:45

この心理学教室で
「前にいる方の印象を話して下さい」
っていうのがあり、
女性の方から
「男としての壁を感じさせず、素直になんでも言えそう」
と言われました。

私、自分としてはセックス大好きで、エッチで、しつこい(?)
う〜ん、本当の姿と見え方は違うのかな?

以前私は「いい人」と言われるのが大嫌いでした。
「本当の自分はどろどろしてる」
でも、今は
素直に自分を表現しようかなと思ってます。
それで相手が
「いい人」
と感じたら、それはそれで素直に受け止めようと。

で、今の素直な気持ちは
「新しい素敵なパートナーが欲しいよ〜〜」
です(笑)

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